この時期の奈良は、新緑の美しさが印象的です。奈良公園全体がフレッシュな感じになり、爽快な気持ちでの散策や参拝ができます。この時期ならではの風景が観られる社寺、スポット、行事などを紹介します。思い出に残るゴールデンウイークにするための参考としていただければ幸いです。
奈良公園
まずは、なんといっても、奈良公園。
浮雲園地、春日野園地、飛火園地などの各園地は、新鮮な緑と鹿のコラボレーションで心をリフレッシュしてくれるようです。新緑のさわやかさを味わいながら、広いエリアをゆっくりと散策するのがなんとも気持ちがいいです。
そして、春日大社、興福寺、東大寺も三社寺の参拝、春日大社の参道に沿うように位置する萬葉植物園(春日大社神苑)に咲き乱れる藤の花、登っても爽快な新緑の若草山、新緑の春日山遊歩道など、楽しみどころ満載です。
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この時期の奈良公園のおすすめスポットは
萬葉植物園(春日大社神苑)の藤
藤の花が咲き誇る季節です。
奈良国立博物館の特別展示
常設の仏像館には、現在、金峯山寺(吉野)仁王門の仁王像も展示されています。
間近で見られます。
奈良八重桜(ナラノヤエザクラ)
奈良公園で一番遅咲きの桜です。4月中旬頃から、5月初旬頃に見られます。
※ 年によって開花時期は前後します。
2022年は、4月下旬かでかもしれません。
葉が出てから花が咲く種で、平安時代の歌に詠まれている桜です。
気にしないと、気が付かずに見逃しやすいですが、由緒ある清楚で美しい八重桜です。
原木は、天面記念物です。
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奈良公園で行われる行事
<東大寺>
「聖武天皇祭」(しょうむてんのうさい)
5月2日 13:00 練り行列
聖武天皇の法要(8:00~11:30)が行われ、僧侶や楽人などの練り行列が行われ、大仏殿前の鏡池水上舞楽台で、舞楽や能が奉納されます。
<東大寺>
「山陵祭」(さんりょうさい)
5月3日 11:00 裏千家による献茶式
東大寺一山の僧侶が聖武天皇をまつる佐保山御陵への参拝が行われます。(8:00 大仏殿出発)
参拝後、大仏殿に戻り、裏千家による献茶式が行われます。
その後大仏殿東回廊で、抹茶がふるまわれます。大仏殿を参拝された方は自由に席に入ることができます。(約4,000人分で、なくなり次第終了となります。)
※令和3年は抹茶の振る舞いは中止され、令和4年は、未定です。公式ページをご確認ください。
東大寺公式ページは こちら
<萬葉植物園(春日大社神苑)>
「萬葉雅楽会」
5月5日 13:00 雅楽・舞楽奉納
園内の浮舞台で、古来より伝承される王朝の雅楽・舞楽が奉納されます。(毎年「子供の日」と「文化の日」に行われます。)
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平城宮跡歴史公園
奈良時代、平城宮が存在した場所が、奇跡と先人たちの尽力によってほぼ残されています。現在は、平城宮跡歴史公園として、かつての宮の風景が再現される整備が進められています。
2022年3月19日には、大極門(南門)も完成し、朱雀門から、大極門そして、その奥に大極殿の姿を見ることができるようになりました。
また、複数ある史跡の資料館は、それぞれに見応えがあります。のんびりと散策しながら、巡って楽しむことができます。
平城宮跡歴史公園で行われる行事
<朱雀門前広場>
「平城京天平祭」
5月3日~5月5日 10:00~16:30
朱雀門前広場で開催され、奈良時代の生活や市をイメージした屋台やマーケットも並びます。
日によって、異なるイベントも開催されます。
<朱雀門前広場>
「平城京天平行列」
5月3日 13:30~13:50
朱雀大路(朱雀門前広場)から朱雀門まで、平城宮への遷都を模した天平装束の貴族、官人の行列が歩き、朱雀門で「平城遷都之詔」を発するという儀式の行事が行われます。
※ 期間中は他にも行事が行われています。 詳細は、こちら
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華やぐ御寺
- 花の開花時は、例年4月中旬頃から5月初旬頃です。
- 年によって前後しますが、2022年(令和4年)は、少し早目のようです。
長谷寺
仁王門から本堂に通じる登廊周辺の約7,000株の牡丹が見ものです。
室生寺
仁王門を入った先の石段の鎧坂(よろいざか)から五重塔にかけた道の両側には、約3,000株に及ぶ石楠花は、見応えがあります。
岡寺
約3,000株の石楠花と数百株の牡丹の花が境内を彩ります。
また、ゴールデンウイーク期間中には、仁王門を入ってすぐの池や手水舎や鉢に天竺牡丹(ダリア)が浮かべられる『華の池〜水面に浮かぶ天竺牡丹』が行われます。
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新緑が美しい御寺
談山神社
楓の新緑が境内を包むような風景が観られます。ハイキングで、背後の御破裂山(約20分程度)に登ってみるのも良いと思います。
正暦寺
境内に向かう菩提仙川沿いに残る旧境内の石垣と新緑も美しいところです。公共機関では、少し行きにくい穴場スポットです。
爽快な新緑の風景と空気を吸いながらハイキング
奈良公園周辺では、奈良公園の章でご紹介の通りですが、再度の紹介です。
曽爾高原
視界には新緑の芝の壁がそびえるような緑一色の風景が圧巻
鍋倉渓谷・神野山
不思議な光景と山頂の展望台からの360度パノラマの眺望がすばらしいです。近くにバーベキューを楽しめる場所もあります。
山の辺の道
奈良盆地の東側に連なる山沿いを歩く日本最古といわれる古道です。数多くの古墳や史跡も点在しています。
「山の辺の道」について、詳しくは こちら
旧柳生街道
剣豪も歩いた道です。奈良公園側から、滝坂の道で首切り地蔵まで向かいます。ここで引き返すも良し、さらに柳生までの約15km(約6時間~から7時間)を完歩するのも良しだと思います。
宿泊施設
奈良公園周辺のホテル・宿なら こちら
JR奈良駅、近鉄奈良駅最寄りのホテルや宿を一覧できるように紹介しています。
社寺参拝や史跡巡りには、奈良公園周辺で宿泊し、ここを拠点に奈良の魅力を満喫してみてはいかがでしょうか。
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