園内には、約20品種、約200本の藤が植えられ、藤の名所でも知られ、4月中旬から5月上旬に見ごろを迎えます。春日大社本殿にある「砂ずりの藤」を株分けした藤もあります。
萬葉(万葉)植物園には、万葉集で詠まれている植物が植栽されています。藤も万葉植物の一つです。
(萬葉植物園は、春日大社の参道の沿ったところにあります。)
萬葉植物園(春日大社神苑)について
例年 4月下旬頃から5月上旬頃 まで、みごとな 藤の花が咲き誇ります。
※ 見ごろは、年によって前後することがあります。
下記の画像をお楽しみください。
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昭和7年に天皇の御下賜金により、万葉集にゆかりの深い春日野の地に万葉集で詠まれた約300種の植物を植栽する萬葉植物園として開園されました。
現在は、約9,000坪もの広さまで拡張されており、萬葉植物園の園内には、万葉植物の標本植栽(標本なので、数はありません)がされ、その植物を詠んだ万葉歌とともに紹介されています。

万葉の人々が歌にした草花・・時代を超えて今ここに・・
そして、園内にある池には、浮舞台が設けられており、ここでは、年2回(5月5日と11月3日)奈良時代から続く雅楽が奉納されます。
また、池の中央部の「中ノ島」には、奈良市指定文化財のイチイガシの老巨樹が大きな幹を地に這わせています。

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萬葉植物園内は、「萬葉園」「五穀の里」「椿園」「藤の園」で構成され、四季折々の万葉植物を見ることができます。
萬葉植物は、山野で自然にいのちを育む草木が多いようです。したがって植栽は、なるべく人が手を加えない自然のままをコンセプトとしているようです。



藤については、約200本の様々種類の藤か咲き乱れ、藤の季節は圧巻です。
下のギャラリーを是非ご覧ください。
万葉集には、約180種類の万葉名の植物が詠まれています。どの植物なのかを特定できないものあり(多数の説があるため)、約300種類が、万葉植物とされているようです。古来より、食用、薬用、衣料、染料や建築・工芸の材料などの用途で、人間の生活に密接にかかわりながら生きている植物です。
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「萬葉植物園の藤」の 画像ギャラリー
20種類の藤が林立する風景は、藤の楽園のようにも感じます。是非ご覧ください。
撮影:2021年(令和3年)4月<一部、数年前のもの>
Photos by Catharsis 無断転載禁止 ©Catharsis 2021-2024
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萬葉植物園の基本情報
アクセス
所在地:
奈良市春日野町160
最寄駅:
近鉄 奈良駅、JR 奈良駅
バス(奈良交通):
市内循環外回り
「春日大社表参道」下車
徒歩 約 8分
春日大社本殿前行き
「春日大社本殿前」下車
すぐ東門※
※ 東門は、4月、5月のみ開門
徒歩:
約 25分
バス(奈良交通):
市内循環外回り
「春日大社表参道」下車
徒歩 約 8分
春日大社本殿前行き
「春日大社本殿前」下車
すぐ東門※
※ 東門は、4月、5月のみ開門
徒歩:
約 40分(三条通りをひたすら東へ)
基本情報
開園時間:
3月~11月 9:00~17:00(年中無休)
12月~2月 9:00~16:30(月曜日休園※)
※ 月曜日が祝日の場合は、翌日が休園
入園料:
500円
駐車場:
有 1,000円(春日大社本殿前駐車場)
※ 記載内容から変更になっている場合がありますので、ご了承ください。
藤の見ごろ
4月下旬~5月上旬


様々な種類の藤がきれいに咲き誇る時期は、圧巻です。
ゴールデンウイークとも重なりますので、奈良公園を巡る際には、是非観たいポイントです。
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近隣の見どころ
春日大社、奈良春日国際フォーラム 甍(いらか)庭園、興福寺、東大寺、若草山など、奈良公園全体が楽しめます。奈良公園周辺は、散策(トレッキング)が楽しめる遊歩道「春日山遊歩道」もあり、様々な楽しみ方ができます。見どころが沢山ありますので、時間をとって、奈良を楽しんでみてはいかがでしょうか。。




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藤の季節がら、春日大社本殿前の「砂ずりの藤」も併せて見たいところです。(砂ずりの藤は、無料で見られます。)

春日大社は、本殿以外にも、見どころも紹介します。是非あわせてご覧ください。
奈良公園近隣の宿泊施設
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社寺参拝や史跡巡りには、奈良公園周辺で宿泊し、ここを拠点に奈良の魅力を満喫してみてはいかがでしょうか。
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