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橿原神宮 ~ 初代天皇の宮跡・畝傍山の麓に鎮座 ~|画像たっぷり 奈良

奈良県中部

神武天皇が初代天皇として即位された建国の地に鎮座する「橿原神宮(かしはらじんぐう)」の見どころを、画像たっぷりに紹介しています。
大和三山の一つである畝傍山の山麓に位置し、隣接して神武天皇陵があり、合わせて参拝できます。

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橿原神宮の概要

日本最古の正史ともされる『日本書紀』においては、天照大神(あまてらすおおかみ)の子孫(五代目)にあたる神武天皇(=「神日本磐余彦火火出見天皇(かむやまといわれひこほほでみのすめらみこと)」)が、豊かで平和な国づくりをめざして、九州高千穂の宮から東に向かい、想像を絶する苦難を乗り越えながら国内を平定され、畝傍山(うねびやま)の東南の麓に「橿原宮(かしはらのみや)」を創建し、初代天皇として即位され、これが日本のはじまりとされています。
いわゆる神武東征(じんむとうせい)」の話です。

この時に、世界の国々に住む人々が家族のようにお互い助け合い、平和で慈愛に満ちた信頼関係で結ばれることを理想とした詔勅を仰せになり、建国の精神と我が国のあるべき姿を示されたといいます。

     

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時を経て、1889年(明治22年)。その橿原宮址(かしはらのみやあと)に、神社創建の請願が地元民間有志より起こりました。

明治天皇がそれを大いにお喜びになり、京都御所の

  • 天照大神がお祀りされていた「内侍所(ないしどころ)」を「本殿」
  • 新嘗祭が執り行われていた「神嘉殿(しんかでん)」を「拝殿」

として、下賜され、1890年(明治23年)4月に官幣大社・橿原神宮が創建・御鎮座されています。

橿原神宮の南神門には、神武天皇が即位された年が紀元元年とされる紀元年が掲げられています。
2023年は、「紀元二千六百八十三年」となります。

年間を通じ、天皇にまつわる行事が執り行われます。
中でも、『日本書紀』による神武天皇が橿原宮を築かれ、第一代天皇として即位された、辛酉年(かのととりのとし)春(はる)正月(むつき)<=現在の2月11日>は重視され、「紀元祭」が斎行されます。

     

御祭神

  • 神武天皇(じんむてんのう)
    日本書紀で「神日本磐余彦火火出見天皇(かむやまといわれひこほほでみのすめらみこと)」と称され、天照大神からは、五代目にあたります。
  • 媛蹈韛五十鈴媛皇后(ひめたたらいすずひめこうごう)
    事代主神〈ことしろぬしのかみ〉と玉櫛媛との間にお生まれになったといわれます。

     


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橿原神宮の画像ギャラリー

 画像を「クリック」すると大きく見られます。
 スマホでは、タップで拡大後、「スワイプ操作」で次の写真が見られます。

撮影:2021年、2022年

Photos by Catharsis  無断転載禁止 ©Catharsis 2021-2024


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橿原神宮の参拝どころ(画像ギャラリーの補足)

橿原神宮のマップ

橿原神宮の境内と少し広域のマップを紹介します。少し方角が違う地図ですが、少し頭の中で補正をして位置関係をご確認ください。

     

外拝殿

外拝殿には、多くの人々は、ここから内拝殿の奥に鎮座するご本殿を拝します。
外拝殿、内拝殿とも紀元2600年を奉祝して1939年(昭和14年)に建造されたもので、内拝殿の左右に廻廊をつけ、前方へ外院斎庭(げいんのゆにわ)を囲んで外拝殿を置く「二重拝殿型」がとられています。
これは大規模な祭祀を考えた、近代建築の神社に見られるもののようです。

     

内拝殿

内拝殿は勅使参向のもと行われる例祭「紀元祭」をはじめ、諸祭典が執り行われる社殿です。
「正式参拝」、「特別参拝」(事前申し込みが必要)や、により参拝可)や当日申し込みが可能な「御垣内参拝」により、参拝することもできるようです。

     

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長山稲荷社(ながやまいなりしゃ)

橿原神宮の末社ですが、橿原神宮御鎮座以前からこの長山の地にお祀りされていたようです。

御祭神は、宇迦能御魂神(うかのみたまのかみ)、豊受気神(とようけのかみ)、大宮能売神(おおみやのめのか)で、開運厄除・五穀豊穣・商売繁盛の御神徳を持つ霊験あらたかな稲荷社です。

昭和8年(1933年)に現在の地に奉遷されたようです。

     

深田池

深田池は、飛鳥時代に築造された溜池と伝えられているようです。
対岸まで遊歩道が整備されており、のんびりと歩くことができます。
季節ごとに様々な種類の野鳥も多く見られ、繁殖期には遊歩道近くの木の上に巣を観ることができます。
また、秋にも咲く「桜」(四季桜)を見ることもできます。

   

神饌田(しんせんでん)

神饌に用いられるお米を育てる神饌田は、西参道鳥居の脇に位置しています。
お米は古来より、日本人にとって大切な穀物であり、『日本書紀』の天孫降臨の場面で、三大神勅の一つである「斎庭(ゆにわ)の稲穂の神勅」にも記されています。

神饌田で収穫された稲穂は「新嘗祭(にいなめさい)」で御神前に懸税(かけちから:稲の初穂を青竹にかけたもの)としてお供えされます。
また、様々な祭典でお供えされる、御神酒「かむやまと」を醸造する際にも使用されます。

     

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さざれ石

外拝殿の手前に、国歌「君が代」にある「さざれ石」が置かれています。
「さざれ石」とは、もともと小さな石、細かい石という意味です。長い年月を掛けこの石の集まった隙間に炭酸カルシウムや、水酸化鉄が入り込み、固まって一つの岩になったのが「さざれ石の巌(いわお)となりて」ということです。

     

「君が代」の歌詞は・・・

「君が代」の歌詞のルーツは、平安時代初期の『古今集』巻七賀歌巻頭歌(343番)にある

我が君は千代に八千代にさざれ石の巌となりて苔のむすまで

です。

これは題知らず・読人知らずの歌ですが、年賀に天皇の長寿を讃美・祝福したものと考えられています。

その後『和漢朗詠集』(1013年<長和2年>頃成立)などの歌集に再録され、鎌倉時代の写本に初めて「君が代は」本文が登場しているようです。

それが江戸時代になると、狭義的・主観的な「我が君は」より広義的・客観的な「君が代は」の方が使い勝手がよいということで、広く流布していくことになりました。

そして、明治維新の後、日本に国際化の波が押し寄せたときに、対外的な外交儀礼の上で、国歌が必要になり、「君が代」が国歌となる道筋を付けられました。

    

平安時代より、日本人に親しまれてきた祝賀の歌が

国歌となっているということですね。

     

     


ここからは、橿原神宮と一体の地で、合わせて拝観・散策したい地です。
(位置関係は、上の地図をご覧ください。)

      

畝傍山(うねびやま)登山口

畝傍山は、香具山や耳成山とともに「大和三山」の一つです。国の名勝で、古来より人々に親しまれてきた山です。
北参道の途中に畝傍山登山口があります。
標高199.2mで約30分で山頂まで登ることができます。

     

神武天皇陵

初代の天皇の御陵です。
橿原神宮から北鳥居を出て道路(橿原神宮公苑線)を北方向(左)に向かって少し(約400m)歩くと、神武天皇陵の参道があります。
橿原神宮に参拝と合わせて参拝したい地です。

     

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橿原神宮へのアクセス

アクセス

所在地:
 奈良県橿原市久米町934

最寄駅:
 近鉄 橿原神宮前駅

近鉄 橿原神宮前 から

徒歩:
 中央口から 約 10分

基本情報

拝観時間:
   開門:6時30分/閉門:17時30分
   ※ 年末年始は、延長されます。

拝観料:
    境内・外拝殿は、無料


    正式参拝  1万円~/5名まで
    特別拝観  5千円/人(10名以上)
    御垣内参拝 1千円/人
    ※ 正式参拝、特別拝観は事前予約制
    

駐車場:
    有(約800台) 普通車 500円/日
  ※ 中型、大型は、それぞれ1,000円、2,000円

↓↓ 参拝について詳しくは こちら ↓↓

     

近隣の見どころ

先ほども述べました、初代天皇「神武天皇陵」は、合わせて参拝したいところです。また、「畝傍山」の散策もいかかでしょうか。
近くには。「橿原考古学研究所附属博物館」もあります。古墳時代の日本を感じとることができます。
そして、藤原京、飛鳥京と律令国家としての日本を形づくるゆかりの地の散策も見ごたえがあります。

大和三山

     

大和三山に隣接する かつて宮と京

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