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龍穴神社・吉祥龍穴(奥宮) ~ 龍神祀られるパワースポット ~|画像たっぷり 奈良

奈良県中部

「龍穴神社(りゅうけつじんじゃ)」は、雨を司る神「高龗神(たかおかみのかみ)」をご祭神としています。
背後の山中の「奥宮」と呼ばれる岩窟には龍王の住むといわれる「龍穴(りゅうけつ)」があり、これを祭祀したことが起源といわれます。
境内の神聖な空間もさることながら、背後の山中(奥宮)は、厳かな神域で「龍穴」の前には、龍神がうねる様な渓流が走ります。

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「龍穴神社・吉祥龍穴」の概要

境内は、国道から、大きな杉の木が両側に立つ鳥居をくぐると陽が遮られ、神聖な空気が漂う空間になります。鳥居をくぐると、左手には、手水舎があり、右手には、夫婦杉といわれる「連理の杉」が祀られています。
正面には、善如龍王社の扁額が掲げられる社殿(拝殿)があり、その後方に、さらに鳥居が設けられ瑞垣(みずがき)に囲まれた本殿が鎮座しています。

     

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龍穴神社(りゅうけつじんじゃ)は、「延喜式神名帳(えんぎしきしんみょうちょう)」に記載された古社で、雨を司る神「高龗神(たかおかみのかみ)」をご祭神としています。
起源は、背後の山中(神域)にある岩窟を龍王の住む「龍穴」を祭祀したこととされています。

平安時代前期以降、朝廷から祈雨新として信仰されるようになり、古い記録に「室生龍穴」と記されているようです。

「龍穴」は、室生竜穴神社 奥宮とよばれ、この山そのものが神域で、御神体(龍穴)を鎮守するために、龍穴神社が鎮座されたと考えてもいいのかもしれません。

室生といえば、「室生寺」が有名ですが、龍穴神社と室生寺と密接な関係があり、古代から一体的に信仰されていたといいます。(ちなみに室生寺の奥之院にも 龍穴神社 が置かれています。)

室生龍穴神社の創建時期は不明で、室生寺(680年(白鳳9年)の創建、伽藍が整えられたのは平安初期以降)よりも古いといわれますが、定かではありません。
室生寺は、この龍穴信仰に基づき創建され、龍穴神社の神宮寺ともいわれ、龍王寺と呼ばれていた時期があったともいわれます。

一方、ここに棲む龍王は、もともと奈良の猿沢池に棲んでいましたが、春日山へと移動した後に、この龍穴へと移ってきたという話(龍穴神社内説明板)もあるようです。

     とすると・・・

創建は室生寺より後の奈良時代以降なのかもしれません・・?。

猿沢池は、749年(天平21年)に人工的に造られた池と

いわれていますので、室生寺の創建よりも後の時代になります。

あるいは、この話が、後の世に付け加えられたのかもしれませんね。

祭 神
 「高龗神(たかおかみのかみ)」

配 祀
 「天児屋根命(あめのやねのみこと)」「大山祇命(おおやますみのみこと)」
 「水波能賣命(みずはのめのみこと)」「須佐之男命(すさのおのみこと)」
 「植山姫命(はにやまひめのみこと)」

     

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「室生龍穴神社・吉祥龍穴(奥宮)」の画像ギャラリー

龍穴神社と奥宮の吉祥龍穴までを撮影しました。

動画で視聴

     
     
     

こちらに、動画による紹介もしていますので合わせてご覧ください。

     

画像ギャラリー

 画像を「クリック」すると大きく見られます。
 スマホでは、タップで拡大後、「スワイプ操作」で次の写真が見られます。

撮影:2022年(令和4年)8月

Photos by Catharsis  無断転載禁止 ©Catharsis 2021-2024


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室生龍穴神社の拝観どころ(画像ギャラリーの補足)

境内

境内への入口は、県道28号線に面しています。
大きな杉に囲まれており、鳥居の両側には大きな杉の木が立っています。

拝殿前から撮影した境内です。境内全体が大きな杉の木に覆われ、神聖な空気が漂います。

連理の杉

古くから「連理の杉」、あるいは「夫婦杉」といわれており、その形状から夫婦和合、家庭円満ひいては、家運隆昌の神が鎮まると所として、人々の信仰を集め、本日に至っているといいます。

拝殿

「拝殿」は、徳川綱吉の母・桂昌院の援助で、室生寺の般若堂を移築したものといわれています。
扁額には「善如龍王社(ぜんにょりゅうおうしゃ)」と書かれています。
善女龍王という表現もあり、「如」に「女」の字が使われると女神と捉えらがちですが、像容は男神像で表現されることもあり女神であるとは限らないようです。

善女龍王(ぜんにょりゅうおう)は、弘法大師空海が824年(天長1年)当時の宮中大内裏に南接する神泉苑において請雨経法を修したところ出現したと伝えられる神です。

本殿

拝殿の後方にもう一つ鳥居がありその奥に本殿が鎮座しています。
春日造りで、春日大社若宮社の社殿を江戸時代の1672年(寛文12年)に移設されたもので、奈良県指定文化財となっています。

ご祭神は、「高龗神(たかおかみのかみ)」です。
「高(たか)」は山峰を意味し、「龗(おかみ)」は水をつかさどる蛇体の神のことで、日本書記だけに記される神です。

「高龗神(たかおかみのかみ)」は・・
「伊邪那岐命(いざなぎのみこと)」が、その子である「軻遇突智(かぐつち)」を斬った時に、雷神、山神とともに「軻遇突智」から生まれた神です。
水をつかさどる神として、闇龗(くらおかみ)とともに、祈雨・止雨の信仰を受けています。

「伊邪那美命(いざなみのみこと)」が、「軻遇突智(かぐつち)」を斬ったのは?
火の神であった「かぐつち」を生んだ時に、「いざなみ」は、火傷で死んでしまいます。

悲しみと怒りで「いざなぎ」は、生まれた子神の「かぐつち」を斬ってしまいます。

「高龗神(たかおかみのかみ)」は、京都の貴船神社のご祭神でもあります。
一説には、高龗(たかおかみ)は「山上の龍神」、闇龗(くらおかみ)は「谷底暗闇の龍神」と言われています。一方、京都貴船神社の社記には「呼び名は違っても同じ神なり」とも記されているようです。

     

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而二不二(ににふに)の神木

境内を出て、室生寺側のすぐ横にこのご神木があります。
「而二不二」とは、「二つであって二つでない」という意味で表裏一体のように、切っても切れない関係を言うようです。
下半分は一本で途中から二本になっているご神木の姿をみて、なるほどと感じます。

     

     

吉祥龍穴への参道

クリックで拡大

奥宮へは、室生竜穴神社の鳥居を出て、前の県道28号線を左に進み、室生川沿いに約400m 歩きます。県道沿いに、奥宮へ向かう参拝路があります。
「吉祥龍穴」という看板があり、そこから参拝路(舗装された林道)を約800m(道程)を登ります。

車でも行かる方もいらっしゃるようですが、道が細く

駐車スペースもあまりなく、ここには、車が止まって

いて欲しくない感じるところです。

神聖な領域に向かうことろでもあり、できれば歩いて
登って欲しいという感じる場所です。

     

天の岩戸

県道沿いの参拝路入口から大体、500~600m(道程)くらい登ったあたりに、「天の岩戸」(磐座)が祀られています。

記紀で記される天照大神が、隠れたといわれる岩戸です。
天の岩戸を称する磐座は、他にもありますが、ここの磐座は、存在感を感じます。
傍に社が鎮座していますが、ご祭神はよくわかりません。
(天照大神なのかもしれません。)

     

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吉祥龍穴(奥宮)入口

「天の岩戸」から、さらに 200m(道程)くらい登ると、いよいよ「吉祥龍穴」に向かう鳥居があります。
鳥居をくぐり、そこから階段を下っていきます。
ところどころに、神域であるという立札があります。

     

招雨瀑<龍の滝>

50mくらい下ると拝殿がありますが、その少し手前から滝が見え始めます。
これが、「招雨瀑(しょううばく)」<龍の滝>で、落差は、 約15m の滝です。

      

龍穴

そして「龍穴」です。
少し重たいような厳かな空気が漂うように感じます。

滝からうねるように龍穴の前を渓流が走り、あたかも龍神様が躍動しているようにも見えます。
(上の動画の中で、流れる姿を収録しています。)

     

龍穴の拝殿

龍穴を参拝する拝殿です(土足厳禁)。

現在は、「吉祥龍穴(きっしょうりゅうけつ)/妙吉祥龍穴」と呼ばれており、今でも雨乞いの行事が行なわれるといいます。

     

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「龍穴神社・吉祥龍穴」へのアクセス

アクセス

所在地:
  宇陀市室生1297

最寄駅:
  近鉄 室生口大野駅

近鉄 室生口大野駅 から

バス(奈良交通):
   室生龍穴神社行き
  「室生龍穴神社」下車 すぐ
   ※ 1時間に1本程度です。

  • 公共交通機関が少ないため、車で近隣の見どころと合わせて訪問するのがおすすめです。
  • もちろん、公共交通機関で、参拝も可能です。

基本情報

拝観時間:
   自由拝観

拝観料:
   無料

駐車場:
   なし
  ※ 境内前にある公衆トイレ付近の路肩に5台
   程度駐車できます。
  ※ 奥院(龍穴)には、駐車場は、ありません。

   (徒歩が、お勧めです。)

     

近隣の見どころ

室生寺とは、一体といわれるように、近隣に「室生寺」があります(約1km)。
また、龍神を祀る地として、室生ダム近くの「龍鎮神社」も合わせて参拝されるのがおすすめです。

どちらも、おすすめスポットです。

     


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