節分の行事は、各地で行われますが、奈良公園周辺の寺社で行われる行事について紹介します。見ごたえのある、また、伝統的な行事が観られます。異なる時間帯に行われるものもあるので、いくつかの行事を見ることも可能です。
東大寺 二月堂
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東大寺では、例年、「二月堂」周辺で節分行事が行われます。
過去には、二月堂の舞台(3月に行われるあのお水取りの舞台です)からまかれる福豆は、高さがあって見ごたえもありましたが、現在は、儀式としてまかれ、一般参加は特設ステージで行われるようです。
例年、
- 古札揆遣(10:00~)
- 豆まき(14:00~)
- 節分 万灯明・星供養(18:00~
の3つの行事があります。それぞれに、異る時間帯に開催されます。
2024年(令和6年)は、豆まきも行われる予定です。
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行事内容
東大寺 節分の行事の様子は こちら
還宮(げんぐう)10:00~
古いお札やお守り等を火にあげる儀式です。
二月堂東南の飯道神社上の壇で行われます。
前日までに古くなったお札などを二月堂の受付に持参しておくと、浄化で焚き上げてもらうことができます。
豆まき14:00~
二月堂の舞台の上から豆まきが行われます。
その後、二月堂下の法華堂前広場に設置された特設の舞台から参拝の方々のために福豆や福鈴がまかれ、お参りの方はこの広場で受けることになります。
節分 万道明・星供養(ほしくよう)18:00~
「星供養」は、天変地異や私たちの運命を支配する霊力を具えるとされる天空の星々に災いが生じないように供養する行事です。その年の吉凶をつかさどる星をお祀りして一年の幸福を祈ります。
夕刻より、二月堂本堂に万灯明が灯ります。
万灯明の明かりのもと、修法のささやきと祈祷簿を繰る音だけが耳に届く物静かな法要です。
この日は、大仏殿参道の鏡池南にある常夜灯から二月堂周辺に至るまで、135基の石灯籠に火が灯ります。
ひとこと
拝観料は、ありません。
豆まき以外の二つの行事は、拝観者も少なく、粛々と行われます。
※ 内容に変更があることもとありますので、公式情報をご確認ください。
↓↓東大寺 公式情報ページは、こちら↓↓
アクセス
最寄駅:JR奈良駅、近鉄奈良駅
徒歩:近鉄奈良駅から 約30分
JR奈良駅から 約45分
バス:JR奈良駅、近鉄奈良駅 から
市内循環バス(外回り)
「東大寺大仏殿・春日大社前」
下車 徒歩15分
所在地:奈良市雑司町406-1
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興福寺 追儺会(ついなえ)
※令和6年は、五重塔保存修理工事のため「鬼追い式」「福豆撒き」「福豆配布」は行われません。
興福寺では、例年、東金堂(写真)にて夜に開催されます。
18:30頃から「法要」、「鬼追い式」、「豆まき」の3部構成が続けて行われます。
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行事内容
興福寺 追儺会(ついなえ)の様子は、こちら
法要の後の「鬼追い式」は、見ものです。上記ページでは、動画も見られるようにしています。
法要 18:30頃~
(※令和6年は、関係のみで実施)
数多くの僧侶による読経の声が、日の暮れた興福寺東金堂に響き、迫力があります。
30分程度の読経が続きます。
※ 令和4年は、14:00~の法要の前後(13:00~15:30)は、東金堂への入堂はできません。
鬼追い式 19:00頃~
(※令和6年は、実施されません)
東金堂に鬼が登場し、迫力ある動きの儀式が見られます。
豆まき 19:30頃~
(※令和6年は、実施されません)
鬼追い式終了後、豆まきとなります。
(かつて、いただけた福豆やボールは、撮影していませんでしたので、改めて機会があれば・・)
ひとこと
拝観料は、ありません。
前の方でないと見えにくいですし、豆まきの豆(ボールもありました)は、前の方にしか届かないので、前列に近いところで観られると、うれしい思い出になると思います。
※ 内容に変更があることもとありますので、公式情報をご確認ください。
↓↓興福寺 公式情報ページは、こちら↓↓
アクセス
最寄駅:JR奈良駅、近鉄奈良駅
徒歩:近鉄奈良駅から 約 10分
JR奈良駅から 約 25分
バス:JR奈良駅 から
市内循環バス(外回り)
「県庁前」下車 徒歩 3分
所在地:奈良県奈良市登大路町48
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元興寺 節分会
元興寺では、例年、「法要」、「柴燈大護摩供・火渡り秘供(一般参加可)」、「豆まき」が行われます。
柴燈大護摩供は、結構な迫力もあり、見ごたもある行事です。
興福寺から徒歩15分程度で行ける ならまち にある世界遺産のお寺です。
・通常の拝観料(500円:福豆授与)が必要です
・火生三昧護摩供は、拝観料込みで1,000円で参加できます。
・豆まき会場に入場できるのは、当日火渡り修行をされた方・特別祈願された方が対象です
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行事内容
節分会の様子は、こちら
修験者による儀式は、全体を通し、力量感があるもので、一見の価値あるお勧め行事です。
法要(極楽堂内)12:00~
波切(なみきり)不動明王立像と宝山寺湛海(たんかい)不動明王坐像を本堂に遷座して、除厄や家内安全、心願成就を祈願します。
柴燈大護摩供 13:00~
柴燈大護摩供(さいとうおおごまく)は、願いを書いた護摩木(ごまき)を炎に入れて焼き尽くしながら祈願する行事出す。
その後、火生三昧護摩供(かしょうざんまいごまく)が行われます。崩した護摩壇に木を渡して、その上を歩きます。行者だけでなく一般の方も参加できる火渡りです。
福豆まき
「鬼は自分の内から出るように」「福は家の中に入るように」という思いを込め、「福は内、鬼は内」の掛け声が特徴です。
ひとこと
拝観料 500円(福豆付)が必要です。
※ 内容に変更があることもとありますので、公式情報をご確認ください。
元興寺 公式情報ページは、こちら↓↓
アクセス
最寄駅:JR奈良駅、近鉄奈良駅
(近鉄奈良から、徒歩で行くのがいいと思います。)
徒歩:近鉄奈良駅から 約 15分
JR奈良駅から 約 20分
バス:近鉄奈良駅 から
天理駅行、下山行、
シャープ総合開発センター行
「福智院町」下車、徒歩 約 5分
または、
市内循環バス
(内回り、外回り どちらでも)
「田中町」下車、徒歩 3分
JR奈良駅 から
市内循環バス(内回り)
「田中町」下車、徒歩 3分
所在地:奈良市中院町11番地
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春日大社 節分万灯篭
春日大社では、例年、節分万燈籠では、舞楽が奉納され、参道の石燈籠(約2千基)、春日大社回廊内の釣燈籠(約1千基) 合計約3000基の燈籠に火が灯されます。
境内は幽玄の世界に包まれます。
(春日大社では、節分万燈籠と8月14・15日と中元万燈籠の年2回全燈籠に火がはいります。)
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行事内容
舞楽奉納 17:30頃~
燈籠点火 18:00頃~
全燈籠に灯がともります。(~20:30頃まで)
燈籠は、平安時代末期頃から今日に至るまで貴族や武士を始め一般庶民の人々からも奉納されたもので、参道の石燈籠は約2千基、春日大社回廊の釣燈籠は約千基あります。
ひとこと
本殿前特別参拝時 500円
境内の拝観料は、ありません。
※ 内容に変更があることもとありますので、公式情報をご確認ください。
↓↓春日大社 公式情報ページは、こちら↓↓
アクセス
最寄駅:JR奈良駅、近鉄奈良駅
(近鉄奈良から、徒歩で行くのがいいと思います。)
徒歩:近鉄奈良駅から 約 30分
JR奈良駅から 約 45分
バス:JR奈良駅、近鉄奈良駅 から
春日大社本殿行き
(本数は、少なめです)
「春日大社本殿」下車 徒歩 5分
市内循環(内回り)
「東大寺大仏殿・春日大社前」
または、「春日大社表参道」
下車 徒歩 15分
所在地:奈良県奈良市春日野町160
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手向山八幡宮 御田植祭
手向山八幡宮では、謡物能楽の形式で行われる古式ゆかしい農耕儀礼が行われます。「おんだ祭り」ともよばれます。
(規模としては、こじんまりとしたものですが、古式の行事として受け継がれているものです。)
手向山八幡宮は、東大寺大仏建立のため、九州豊前国(大分県)宇佐八幡宮より東大寺守譲の神としてむかえ、まつられたものです。
令和5年は、開催されました。
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行事内容
御田植祭の様子は、こちら
規模は小さいですが、儀式という名にふさわしい伝統を感じる行事です。
お田植祭 11:00~
神(仏)に対して最も望ましい稲作の過程を演じてみせて、その年の豊作を祈るものです。
豆まき (神事終了後)
神事ののちに、例年は豆まきも開催される。
(福豆の他、もみの配布もあります。)
ひとこと
拝観料は、ありません。
東大寺 二月堂のすぐ近くです。
二月堂の行事と合わせて拝観するのがお勧めです。
※ 内容に変更があることもとありますので、公式情報をご確認ください。
手向山八幡宮 公式情報ページは、
こちら↓↓
http://tamukeyama.or.jp/
(更新がないようです。)
アクセス
最寄駅:JR奈良駅、近鉄奈良駅
徒歩:近鉄奈良駅から 約30分
JR奈良駅から 約45分
バス:JR奈良駅、近鉄奈良駅 から
市内循環バス(外回り)
「東大寺大仏殿・春日大社前」
下車 徒歩15分
所在地:奈良県奈良市雑司町434
近隣の宿泊施設
奈良公園周辺のホテル・宿なら こちら
JR奈良駅、近鉄奈良駅最寄りのホテルや宿を一覧できるように紹介しています。
社寺参拝や史跡巡りには、奈良公園周辺で宿泊し、ここを拠点に奈良の魅力を満喫してみてはいかがでしょうか。
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ご覧いただきありがとうございました。