奈良公園　桜の見どころスポット　10選 ～ 散策ルートも掲載 ～｜画像たっぷり奈良 　

南円堂に登る階段の付近から、南大門跡の基壇あたりの数本は、猿沢池の対岸から見る興福寺の春の風景が楽しめます。
北円堂の付近の（西金堂跡）では、３月下旬頃ころから八重桜が開花します。　
東金堂と五重塔の間を抜けると大湯屋があります。
この辺りは、登大路園地と呼ばれ、周辺で桜が楽しめます。
４月中旬頃からは、奈良八重桜（ナラノヤエザクラ）も観られます。

「奈良一番桜」と呼ばれる枝垂桜があります。かつては、見事な枝ぶりでしたが、病気のため枝が切り落とされ、現在は、少し寂しい感じとなってしまいましたが、境内が桜で華やぎます。
桜越しに若草山も望めます。

氷室神社には、氷の上に置くと、文字が現れる「氷みくじ」もありますので試してみてはいかがでしょうか。

甍（いらか）には、桜の数は少ないですが、美しい庭園に「小彼岸」「紅豊」「八重紅枝垂」「御衣黄」「江戸彼岸」「奈良九重桜」「奈良八重桜」などが植栽されています。
４月下旬頃に咲く、奈良八重桜（ナラノヤエザクラ）はおすすめです。
また、四季を通じて様々な花が楽しめる庭園です。

甍（いらか）から、奈良公園内を流れる吉城川を挟んで大仏殿側に広がる芝のエリアが春日野園地です。
広々とした芝のエリアを囲むように桜があり、鹿や若草山、大仏殿等と共に眺められるスポットです。
特に北側（大仏殿側）の東塔院跡（2023年３月時点では一部工事中）の周辺は美しいので見逃さないようにしたいところです。

奈良の観光で必ずと言っていい大仏殿ですが、回廊内に大きな桜の木があり、大仏殿を飾るように華やぎます。

また、行かれる人は減りますが、大仏殿の回廊沿いに右回りでまわり、大仏殿の裏側を二月堂に向かって進む道でも桜が観られます。
桜の向うに二月堂や大仏殿が見える風景にも情緒を感じます。

二月堂まで登ってからは、そのまま進み、手向山神社を抜けると、若草山山麓に出ます。
若草山山麓に沿って、桜を観ることができます。
鹿も多くいることが多いです。

また、若草山に登ると、奈良公園や奈良市街地、奈良盆地が望めます。北ルートの登山道では、桜も期待できそうです。

若草山山麓の南ゲート側に真っすぐ降りる階段を進むと水谷茶屋があります。
水谷茶屋から、水谷神社の方向に道なりに進むと春日大社本殿の北側に出ます。
数は限られますが、本殿の周囲で桜が観られます。
南門前には、立派な枝垂れ桜が観られます。
観桜という観点では、数は少なく「余力があれば」というレベルですが、桜とは別に、お参りしたい神社です。

春日大社参道を本殿から下る方向に進むと、仏教美術資料研究センターがあり（春日大社参道沿い）、ここ桜もきれいです。浅茅ヶ原・浮見堂と隣接しているので、経由地として楽しめる桜スポットです。
浅茅ヶ原・浮見堂と逆方向進むと東大寺があります。また、参道をそのまま進めば、一之鳥居、そして、興福寺に至ります。
「余力があれば」としていますが、「おすすめ」スポットと合わせて観られるスポットです。

浅茅ヶ原は、春日大社の参道から、仏教美術資料研究センター付近から南に進んだ一帯で、一之鳥居まで参道と並行しているエリアです。片岡梅林もこの中にあり、年によっては、梅も同時に観ることができます。

そこから、さらに南方向に下ったところに、鷺池があり、浮見堂があります。鷺池のほとりの枝が水面につかんばかりの桜も浮見堂ともに観られ美しい場所です。
浮見堂から登れば、浅茅ヶ原園地で、上から見下ろす桜と浮見堂もきれいな風景です。

浮見堂から、西側（興福寺側）に歩くと、荒池があります。荒池を渡るような国道を少し南歩く道沿いでも桜が観られます。国道沿いからは、桜越しに興福寺五重塔も望めます。
奈良ホテルの入口付近で桜が観られます。また、隣接する大乗院庭園や、奈良ホテルのレトロな建物と一緒に観られる桜にも情緒を感じます。

アクセス

最寄駅：
　近鉄 奈良駅、JR 奈良駅

興福寺まで

基本情報

入場料：
　　無料（自由散策）
　　※ 社寺は、一部、拝観料が
　　　 必要なところがあります。

駐車場：
　近隣のパーキングを利用