かつて、豊臣秀長公も居城した大和国の郡山城跡。梅の季節、桜の季節は城と花が合いまった雅な風情をかもし出すスポットです。再建、整備により魅力のある風景が甦る地です。
2017年には、続日本100名城にも選ばれています。
郡山城について
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天正8年(1580年)筒井順慶が、織田信長に与えられ築城したものです。
豊臣秀吉の時代には、秀吉の弟、秀長が筒井家の後を引き継ぎ、天正13年(1585年)に入城。100万石の領主でとなっていた秀長にふさわしい城郭が構築されました。
1600年の関ヶ原の合戦後に、廃城され取り崩されたが、1615年の大阪夏の陣の後、徳川譜代大名水野勝成が入り修築し本丸、三の丸などが普請されました。
その後、松平忠明が大阪城から郡山城へ移り、近世郡山城の形となりました。以降、本多政勝を経て、1724年に柳澤吉里(吉保の子)が城主となり、それ以降も明治維新まで引き継がれてきましたが、明治維新後、破却されました。
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郡山城跡ギャラリー
撮影:2021年 2月 16日
Photos by Catharsis 無断転載禁止 ©Catharsis 2021-2024
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大和郡山城跡の見どころ
追手門
昭和58年(1983年)に市民活動によって再建され、昭和59年(1984年)に追手東隅櫓と多聞櫓、昭和62年(1987年)には追手向櫓が復元されている。
柳澤文庫
地方史誌専門図書館で、柳沢家に保存されていた旧郡山藩主の公用日記類や書画など数万点に登る古文書類を収蔵しています。
建物は、旧郡山藩主であった柳澤伯爵家の邸宅の一部。
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郡山城天守台展望施設
平成29年に整備が完了した展望施設です。天主台の入り口には、柳沢神社があります。
天守台の展望施設からは、大和郡山、奈良のまちなみや若草山までのぞむことができます。
石垣には、戦国時代の生々しさが残っています。
石垣に使用する石が足りない場合、寺院の礎石や石地蔵などの転用石が使われることがあり、郡山城でも転用石は多く見られます。
なかでも「さかさ地蔵」と呼ばれる、石地蔵が逆向きに置かれたものを見ることができます。(覗き込むと確認できます。)
柳澤文庫の前から、展望施設に向かう極楽橋も再建工事が令和3年3月に完成し、通行できるようになりました。
きれいな景観であり、天守台に向かうのにも便利にもなりました。
遊歩道
郡山城天守台展望施設を堀を隔てて、回れる遊歩道があり、石垣をの臨みながらの散策が楽しめます。
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おすすめの時期
梅の季節( 2月上旬~3月中旬 )
しだれ梅をはじめ、さまざまな梅が優美に咲きます。江戸時代には「梅林門」と呼ばれていた追手門を雅に飾ります。
同時期に櫓の中で約120鉢の盆梅が展示される盆梅展が開催されます。(入場料 500円:櫓への入場料)
桜の季節( 3月下旬 ~ 4月上旬 )
ソメイヨシノ、山桜、しだれ桜、八重桜など約800本の桜が咲き乱れます。
郡山城と800本の桜が「日本さくら名所100選」に選ばれる桜の名所でもあります。
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郡山城跡へのアクセス
所在地
大和郡山市城内町
アクセス
最寄駅:近鉄郡山駅、JR大和郡山駅
近鉄郡山駅から 徒歩 約 7分
JR大和郡山駅から 徒歩 約 20分
基本情報
入場料:
無料
入場時間:
自由散策
定休日:
なし
奈良の城跡
奈良にあった城跡について、順次記事を書いていきたいと思います。
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