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東大寺 大仏殿 中門 ~ 見逃しやすい東大寺の見どころ ~|画像たっぷり 奈良

奈良公園

東大寺拝観で、通り過ぎてしまいがちな「東大寺 中門」を紹介。
東大寺 大仏殿に向かい参道を歩き、南大門を越え、いよいよ大仏殿に入堂する際に、大仏殿の正面にあり、左右に回廊がつながるのが中門です。
南大門、大仏殿には、注目が集まり、中門は見逃しがちですが、見ると興味深い像も安置されています。ここでは、この中門の見どころを紹介します。

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「東大寺 中門」の概要

大仏殿に入堂しなくても、ここから、大仏殿を眺めることができます。
また、すぐそばにある香炉の炎越しに大仏殿を見るのも趣深いと感じます。

すぐ前には、鏡池があり、そこに映る、中門と大仏殿の姿は、撮影スポットでもあります。

下の画像ギャラリーで画像をたっぷり掲載していますので是非ご覧ください。

     

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大仏殿は、いにしえの時代、地位の高い方だけしか入堂できなかったため、大仏殿には、観相窓という窓が設けられており、その窓が開くと、中門の外からでも大仏様のお顔を拝むことができるのです。
(現在も、年に数回開扉されます。)

     

地元民を除き、ここまで来て大仏殿に入堂しない方は少ないと思いますが、中門自体も是非拝観して欲しいと思います。

     

現在の中門は、1716年(享保元年)9月、大仏殿江戸再興期に南面の東西回廊とともに完成した母屋造りの楼門です。

左右には、二天の像が安置されています。これは、京仏師の山本順慶が一門を率いて造立した「持国天」「多聞天」の二天の像(一尺三寸)で、1719年(享保4年)正月6日に開眼供養が行われたといいます。

     

そして、見逃したくないのが、門の左右に安置されている像です。
以下をご覧ください。

     

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是非観ておきたい二天の像

東大寺 (大仏殿) 中門には、南大門と同様に門の左右に、風雨による劣化を防ぐために、内側に向き合うように二体の像が安置されています。
それが、「兜跋毘沙門天(とばつびしゃもんてん)」と「持国天(じこくてん)」です。

多くの方は、ここにも像があるというくらいの認識はされるものの、じっくりと観られる方は少ないように感じます。・・・が、この二体の像、是非、ご覧あれ!

     

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大仏殿 中門に安置される二体の像

では、その見どころを紹介します。
     

兜跋毘沙門天(とばつびしゃもんてん)

「毘沙門天」、「多聞天」との呼び名についてですが、四天王が揃って祀られる際には、「多聞天」、そして、独尊として祀る際には、「毘沙門天」と称するのが一般的なようです。
「多聞天」は、仏教神話では、四天王の内で北方を守護する善神で、福徳の名が遠くで聞こえることから「多聞天」とも言うようです。
大仏殿 中門では、独尊として「毘沙門天」と称されています。さらに、「兜跋(とばつ)毘沙門天」と称される像です。

是非、足もとをご覧になってください!
ここが見どころなのです。

この「毘沙門天像」は、西域の兜跋国(トルファン)に化現したと言われる特殊な異形像となります。

金鎖甲(きんさこう)なる鎧を着し、三面立の冠を被り、
地天(女神)及び二邪鬼の上(地天女の手のひらの上)に立っています。

一般的に毘沙門天(多聞天)は他の四天王と同じように天邪鬼を踏んで立っていますが、「兜跋毘沙門天」は、二邪鬼を従える地天の手のひらに支えらるように立っています。
また、地天の両サイドにいる邪鬼は、地天女に従う「毘藍婆(びんらば)」「尼藍婆(にらんば)」という、十羅刹女のうちの二邪鬼のようです。

     

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持国天(じこくてん)

一方、対面の持国天は、東方を守護する武神の「持国天」です。

こちらは、邪鬼の上に立っています。

     

大仏殿内には、「広目天」、「多聞天」の二体が安置され、「増長天」「持国天」は、頭部のみが安置されています。
そして、中門には、四天王の中の二天、「持国天」「多聞天(兜跋毘沙門天)」が安置されているというのも、興味深いと感じます。
中門と合わせて四天王のすべてが揃うかと思いきやそうでもないようです。
やはり、堂内は堂内で世界観を完結するべきもので、中門に鎮座する像とは別世界なのでしょう。

     

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江戸期以前の鎌倉期の復興時に中門に安置されていたのは

平安期に平重衡による南都焼き討ちにより、東大寺大仏殿も焼け落ちてしまいますが、鎌倉期に復興を果たします。この時の中門に安置された像については、記録があるようです。
その内容は、鎌倉時代の「東大寺造立供養記」に記されており、これによると、鎌倉期の復興の際には大仏殿中門には、「石獅子」が奉安されてといいます。

     

鎌倉期に安置されたという石獅子は今も・・・

実は、その石獅子、現在も見ることができます。それが、現在南大門に安置されている石獅子なのです。

南大門では、左右の仁王像に目を奪われますが、南大門の後側(大仏殿側)には石獅子が置かれています。かつて置かれていた中門を見るように南大門に安置されているのです。
なんとも粋な配置と感じてしまうのは、私だけでしょうか。

     

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東大寺 大仏殿 中門 の画像ギャラリー

 画像を「クリック」すると大きく見られます。
 スマホでは、タップで拡大後、「スワイプ操作」で次の写真が見られます。

Photos by Catharsis  無断転載禁止 ©Catharsis 2021-2024


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その他の見逃しやすい東大寺の見どころ

「見逃しやすい東大寺の見どころ」については、シリーズで紹介していきたいと思います。
今後、順次紹介していきますので、ご期待ください。

     

東大寺 (大仏殿) 中門 へのアクセス

アクセス

所在地:
 奈良市雑司町 403

最寄駅:
 近鉄 奈良駅、JR 奈良駅

     

近鉄 奈良駅 から

徒歩:
 約 20分

バス:市内循環(外回り)<奈良交通>
  「東大寺大仏殿・春日大社前」下車
  徒歩 約 7分

JR 奈良駅 から

徒歩:
 約 40 分

バス(奈良交通):
 市内循環(外回り)「県庁前」下車
 徒歩 約 7 分

基本情報

拝観時間:
  自由散策

拝観料:
  無料(自由散策)
 (東大寺 中門 は、自由拝観エリアです。)
  ※ 大仏殿への入堂は、有料です。

駐車場:
  なし(近隣の有料駐車場利用)

     

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