癌封じのお寺として信仰を集めている 奈良市にある 「南都 大安寺」。縁起は飛鳥時代に遡る大寺であった「大安寺」ですが、古来より難病封じの役割を担い、その流れから年2回「 癌封じ笹酒祭り」が行われています。
ここでは、その開催要領と実際の様子を画像でご紹介しています。
開催要領(2024年(令和6年))
光仁会 癌封じ笹酒祭り(毎年 1月23日 厳修)
2024年(令和6年)1月23日(火)
8:00~16:00
竹供養 癌封じ笹酒夏祭り(毎年 6月23日 厳修)
2024年(令和6年)6月23日(日)
8:00~16:00
※ 変更がある場合がありますので、詳しくは、大安寺さん 公式ページ でご確認ください。
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<公式ページから抜粋すると以下の通りです>
- 笹娘による笹酒・笹水の振る舞いは感染対策をとった上で実施予定です。
- ご祈祷は20分毎の時間制にて各座定員、入堂制限を設けて実施されます。
- JR、近鉄奈良駅から大安寺門前までの臨時直通バスは例年通り運行されます。
- 大安寺駐車場は利用できません。
笹酒祭りの様子(画像ギャラリー)
例年、笹娘による笹酒ならびに笹水の振舞いを受けられます。
2021年(令和3年)~2022年(令和4年)1月の笹酒祭りは、コロナ対策のため「容器入り笹酒と竹盃が渡される」という対策が取られましたが、2022年(令和4年)6月の笹酒夏祭り以降は、制限が設けながらも、笹娘による振る舞いが再開されています。
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笹酒夏祭り(毎年6月開催)
撮影:2022年(令和4年)6月
Photos by Catharsis 無断転載禁止 ©Catharsis 2021-2024
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笹酒祭り(毎年1月開催)
2021年(令和3年)、2022年(令和4年)は、コロナ化で笹娘による振る舞いはなく、容器入り笹酒と竹盃が渡される運営でした。(しかも、2年連続雨でした。)
2023年(令和5年)以降は、感染対策をとった上で実施通常の開催が行われています。



笹娘による笹酒と竹盃


奈良の酒蔵によるものでした


持ち帰った笹酒です。
無病息災を祈りながらいただきました。
笹酒の振る舞いについては、六月二十三日に行われる竹供養(癌封じ夏祭り)に期待したいものです。
コロナの早期収束を祈ります。
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天平秘仏・馬頭観音の特別開扉


嘶堂(いななきどう)の天平秘仏・馬頭観音の特別開扉(通常3月のみの開扉)、
讃仰堂(宝物殿)の開扉
も行われていました。
境内で目に付く小さなダルマ
境内のいたるところに見られる、小さなダルマ。笹酒まつりの日には「だるまみくじ」も並んでいます。


大安寺について詳しくは、こちら

大安寺は、奈良時代に都が置かれた平城京を代表する大きなお寺でした。
現在の寺域は、小さくなっていますが、周辺には当時の大寺の痕跡もがず多く残っています。
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アクセス
- 近鉄奈良駅、JR奈良駅から門前までの臨時バス(例年通り運行):当日のみ
- 近鉄奈良駅、JR奈良駅から、大安寺行・シャープ前行・白土町行 路線バスにて「大安寺」停留所より徒歩10分程度
大安寺ホームページ:
http://www.daianji.or.jp/
所在地 :
奈良県奈良市大安寺2丁目18−1
笹酒祭りの起源
光仁会 癌封じ笹酒祭り の起源
桓武天皇が文武百官を伴い、先帝光仁天皇の一周忌の齋会を大安寺で営まれたという『続日本紀』の故事により、毎年一月二十三日に光仁会が行われます。
大安寺HPより抜粋
この法会は風雅な青竹づくしの祭儀で光仁天皇ゆかりの、「笹酒」の接待が行われます。
「癌封じの笹酒」として、広く知られています。
竹供養 癌封じ笹酒夏祭り の起源
古来中国では、陰暦五月十三日(六月二十三日ごろ)を竹酔日あるいは竹迷日、竜生日、竹誕日、竹供養と称し、この日に竹を植えればよく育つといわれています。
大安寺では、竹酔日の故事にちなみ、六月二十三日に「竹供養 癌封じ笹酒夏祭り」が行われています。終日笹酒の振る舞いや癌封じ祈祷が行われます。
大安寺HPより抜粋
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