「おふさ観音」は、四季折々の花が育てられ、「花まんだらのお寺」とも呼ばれ、初夏と秋のバラまつり、夏の風鈴まつりは、季節の風物詩ともなり、多くの人が訪れるお寺です。是非ご覧ください。
おふさ観音の拝観どころ
「おふさ観音」(おふさ観音寺)は、時の権力者や特別な地位の人によって建立されたのではなく、庶民の手によって建てられ、守られてきたお寺です。
こじんまりとした境内ですが、本堂を中心とした伽藍と1995年から徐々に増やされ、育てられている約4,000株(約3,800種類)のバラ、また、夏の期間に約2,500個の風鈴が風にそよぐ風鈴まつりの時期は、奈良の風物詩になっています。
バラや風鈴の音につつまれながら、心休まるひと時を過ごすことができます。
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おふさ観音の画像ギャラリー
バラまつり、風鈴まつりの期間中に撮影したものを合わせて掲載しています。
撮影:令和3年5月、7月
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境内にそよぐ風鈴の画像ギャラリー
Photos by Catharsis 無断転載禁止 ©Catharsis 2021-2024
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自宅での「涼」にも、いいものです。私も欲しくなりました。
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おふさ観音の概要
本堂のご本尊には、十一面観音菩薩(秘仏)が祀られています。
京都比叡山北谷の観音院のご本尊であったのを、慶安3年(1650年)4月にご遷座されたものです。
本堂の裏手からは、大和十三仏霊場会のご本尊として祀られる千手観音像がお参りできるようになっています。
伽藍は、本堂を中心に、
- 西諸尊堂:玉置の大神(活力創造)、愛染明王(縁結び)、弁財天(芸道上達)の諸尊が祀られる
- 東諸尊堂:地蔵菩薩(子供の守り神様)、正市井稲荷大明神(五穀豊穣)、弥勒尊石(衆生の救済)、福の神(福徳円満)の諸尊が祀られる
- 三宝荒神堂:火難除けの三宝荒神様が祀られる
- 恵比寿尊社:大和七福八宝の神様で、商売繁盛・家運隆昌の福の神様として有名な恵比寿天様が祀られる
- 大師堂:宗祖弘法大師と左右に普大士尊(もの忘れ封じの神様)、庚申尊(病魔退散)が祀られる
- 金毘羅尊社:農業・漁業・医療など広くご神徳のある金毘羅様が祀られる
- 鐘楼堂:釣り鐘は、元禄3年銘のものであったが、昭和19年に第二次世界大戦のために供出され、昭和51年に再鋳したもの
が並びます。
この他、鯉の池を囲むように、静かにたたずむ回遊式の日本庭園の「円空庭」や「亀の池」があります。
メダカの育成も行われていました。
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おふさ観音はどんなお寺?(縁起)
- 「おふさ観音」は、時の権力者や特別な地位の人によって建立されたのではなく、庶民の手によって建てられ、守られてきたお寺です。
- 正式名は、「高野山真言宗別格本山観音寺」です。
- 江戸時代の1650年(慶安3年)のころ、本堂が建つ辺りは、「鯉ヶ淵(こいがふち)」と呼ばれる、大きな池がありました。ある日、地元に暮らす「おふさ」という娘が、その「鯉ヶ淵」の近くを歩いていると、白い亀の背中に乗った観音様が、目の前に現れたそうです。
- そこで「おふさ」は、池のそばに小さなお堂を建て、そこに観音様をお祀りすることにし、以後、その観音様は、色々なお願い事をかなえてくれるという話が広まり、近くの村人たちに信仰され、「おふさ観音」と呼ばれるようになったそうです。
- 明治時代になり、「観音様のために、大きな本堂を建立しよう」という計画が持ち上がり、現在の本堂が建てられました。
- その後、正式名称の「高野山真言宗別格本山観音寺」へと発展しました。
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おすすめ時期
バラまつり、風鈴まつりの時期がお勧めです。
※ 開催内容については、変更になっている場合がありますので、ご了承ください。
バラまつり
バラまつりは、春から初夏と秋に開催されます。
開催期間:
春のバラまつり|5月15日~ 6月30日
秋のバラまつり|10月19日~11月30日
バラの見頃となる春と秋に、育てられている約3,800種類(約4,000株)の 色とりどりのバラと香に包まれ、心安らぐひと時が過ごせます。
1995年から少しずつ増やしながら、丹精に育てられ、様々な品種のバラが見られるようになっているのが特徴です。
この時期、特別公開などの行事も同時に行われています。
風鈴まつり
開催期間:
7月1日~ 9月30日
境内に約2,500個の風鈴が吊り下げられ、夏風に奏でられる涼やかな風鈴の音色が心に沁み込むようです。
2003年から始められたものですが、現在は、大和の夏の風物詩として知られるようになっています。
令和3年は、バラも咲き残っており、風鈴とバラの両方を楽しむことができました。
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おふさ観音へのアクセス
アクセス
所在地:
奈良県橿原市小房町6-22
最寄駅:
近鉄 大和八木駅、JR 畝傍駅
基本情報
拝観時間:
境内 7:00~17:00
(入場は16:30まで)
本堂 9:00~16:00
※年中無休
拝観料:
・境内への入場 無料
・本堂内の拝観料 300円
変更になっている場合がありますので、ご了承ください。
駐車場:
有(無料)
※ 寺の側にもいくつかありますが、道が狭いため、
混雑日は、少し遠めでも、止められる駐車場に
止めるのがお勧めです。
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