1月の奈良の風物詩として、有名な若草山焼き。
ここでは、一番まじかで観ることができる 山麓からの山焼き の風景を紹介しています。
奈良市の様々なところから観ることがことができますが、ここでは、奈良公園の三社寺による平穏無事の祈りの後、花火の打ち上げと山焼きが行われます。
山麓からの拝観の良さ
年に1度の行事であり、いろいろなスポットから観られるため、どのスポットから観るのかを決めるのも楽しみの一つです。
2023年(令和5年)は、最も まじかで観られる「若草山麓」で拝観しましたので、その様子を紹介しています。
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山麓での拝観の良い点
- 山焼き行事全般の流れが観られる
- まじかなので、花火や炎を肌で感じられる
数多く見られる若草山焼きの全景写真とはちょっとイメージが異なるかもしれませんが、山麓ならではの拝観が楽しめます。
気になる点
一方、悪い点といういい方は、どうかと思い「気になる点」としましたが、あえて言えばですが、
- 一重目の半分くらいまでしか見えないため、山焼き全体を観ることができない
- 花火は、迫力ある半面、打ち上げ位置が見えず、花火の下の方が山に隠れる
といったところでしょうか。
若草山焼き全景を見たいという方は、別の場所から観た方がいいかもしれませんが、山麓も山麓ならでは風景が楽しめます。
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若草山焼き(山麓から)の画像ギャラリー
撮影:2023年(令和5年) 1月
Photos by Catharsis 無断転載禁止 ©Catharsis 2021-2024
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「若草山焼き(山麓から)」の補足
今回の画像ギャラリーでは、より分かりやすく見ていただけるように場面が切り替わるところにキャプションを入れてみました。
山焼きは、花火と山が燃える景観だけをイメージされる方が多いと思いますが、その前には行事が行われます。
大どんと<春日大社 飛火野>
若草山焼きに使う火は、春日大社の参道にある飛火野といわれる場所で、山焼きの当日に行われる大どんと(午後1時に点火)の炎から夕刻に御神火をもらう所から始まります。
金剛峯寺の法螺貝衆に先導され、三社寺(春日大社、興福寺、東大寺)と奈良奉行の役人などによる時代行列が御神火を運びます。
運ばれた御神火は、水屋茶屋周辺で松明に点火され、山麓の野上神社まで掲げられてきます。
山麓の風景
日が暮れだすころ、西側の空から雪雲が接近してきます。それが神々しくも見えました。
やがて、かなり強く雪が降りだり、市内の風景も見えなくなるほどでした。
雪の若草山の風景やその中に鹿たちが佇む姿も垣間見ることができました。
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消防団出発式
このころ、山麓では、消防団の出発式が行われ配備されます。
この方々により、山焼きが支えられています。
2023年(令和5年)は、この時間帯にも、かなりの雪が降る中でした。(頑張ってください!との気持ちで・・)
野上神社祭典
日が暮れたころ法螺貝の音に先導され松明を掲げた行列が野上神社に到着し、野上神社に置かれたかがり火に点火されます。
大かがり火への点火
春日大社の宮司による祝詞や興福寺、東大寺、金峯山寺の僧侶による読経が行われ、山麓に設けらる大かがり火に点火されます。
遠方から拝観するときは、花火が始まるまでに、小さな火が動いているように見える時間が長く続く感じですが、山麓では、このような一連の行事を拝観することができます。
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そして、ここからが、市内や県内の若草山が見えるところから観られる山焼きとなります。
大花火打ち上げ
その後、大花火打ち上げとなります。
麓で観る花火は、迫力があります。ただ、難を言えば、花火の下の方が山に隠れてしまう感じで、全体が観られないことかもしれません。でも、大かがり火と共に観る花火も情緒を感じるものです。
一斉点火
花火が終了すると、大きな号令の声と共に一斉に点火されます。
ただ、2023年(令和5年)は、前々日からの断続的な雪、そして、当日も直前に一時的に雪に見舞われたため、ほとんど燃えない状況でした。
近くで燃え上がる姿を観られなかったのは、残念でしたが、一連の行事を観ることができ、良かったと感じました。
浮雲園地から
帰り道、少しだけ離れた浮雲園地からも撮影してみましたが、火はちょろちょろという感じで、ほぼ燃えていないという状態でした。
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翌朝の若草山
翌朝の若草山です。
やはり、当日の朝とあまり変わらず、ほとんど燃えていない状態ですが、今年も無事終了しました。
一年の平穏を願いたいものです。
「若草山焼き」動画編も収録
ここまでご紹介した内容を動画でも収録してみました。音付きの花火や現場の雰囲気を一層感じていただけると思います。手持ち撮影でブレもありますが、是非ご覧ください。
思えば、2021年は、雨で中止。その後燃やされることなく迎えた2022年(令和4年)は、見事に燃え盛りました。そして、2023年(令和5年)は、雪の影響でほとんど燃えずという山焼きでした。
来年の燃え盛る風景に期待したいと思います。
ちなみに、燃え盛る2022年(令和4年)の山焼きの風景は、こちら です。
こちらは、山麓ではなく、県庁屋上(抽選による当選者が対象)からの山焼き風景です。
こちらも違った風景ですので是非ご覧ください。
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若草山と山焼きを観るスポット
山焼きは、奈良市内の様々な場所から観ることができますが、おすすめスポットについてこちらで紹介していますので、是非ご覧ください。山焼きのはじまりについても、こちらで紹介しています。
また、若草山についても紹介していますので、合わせてご覧ください。
↓↓おすすめ鑑賞スポットは こちら↓↓
アクセスについても
こちらをご覧ください。
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