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奈良 平城宮跡「ツバメのねぐら入り」~ 圧巻!約6万羽のツバメが夏の古都の夕空に乱舞!~

奈良市周辺(奈良県北部)

平城宮跡歴史公園(以下、平城宮跡といいます)では、毎年 夏に「ツバメのねぐら入り」が観られます。奈良の夏の風物詩の一つです。
平城宮跡は、東西1.3km、南北1.0kmの広大なエリアで、その中には、約8.5ヘクタールほどのヨシやオギが群生する原野があり、全国有数の「ツバメのねぐら」の一つとなっています。
平城宮跡では、例年6月下旬頃から9月上旬頃までは、約1万羽を越えるツバメがねぐら入りします。
特に、7月末から8月上旬頃にピークを迎え、その数は約6万羽を越えることもあり、圧巻のツバメの乱舞を観ることができます。
復元された大極殿や大極門の上空を飛び交うツバメの大群には、ひと時心を奪われるものがあります。

この時期の奈良は、東大寺や春日大社の万灯籠や大文字送り火、燈花会、そして、ここ平城宮跡でも天平祭など、様々な行事が行われ、奈良を満喫できる時期でもあります。

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そもそも「ツバメのねぐら入り」って何?

ツバメは、「子育てを終えた親鳥」と「巣立ったひな鳥」は、巣を離れて水辺のヨシ原(ヨシとは、湿地で育つ植物のひとつ)などにねぐらとして、ヨシの茎の先端や葉にとまって夜を過ごすといいます。
集団となって過ごす習性があり、その規模は数百羽程度の小さなものから、数千羽、数万羽といいものもあります。
ツバメが、日暮れ時に、夜を過ごす「ねぐら」に向かう様子が「ツバメのねぐら入り」ということです。

是非、画像ギャラリーをご覧ください。

     

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平城宮跡「ツバメのねぐら入り」画像ギャラリー

撮影テクが不足し、分かりにくいかもしれません。拡大してみていただけると、一見のノイズのように写っている点々が、燕(ツバメ)です。是非、拡大してご覧ください。

 画像を「クリック」すると大きく見られます。
 スマホでは、タップで拡大後、「スワイプ操作」で次の写真が見られます。

撮影:2023年8月8日

       

Photos by Catharsis  無断転載禁止 ©Catharsis 2021-2024

     

「ツバメのねぐら入り」を動画で見る

静止画では、なかなか捉えるテクがなく、動画でも撮影してみましたので、こちらも合わせてご覧ください。

     


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でも何故、こんなにたくさんのツバメが集まるの?

ツバメが集団ねぐらをつくる理由は、よくわかっていないようですが、

  • ツバメを狙うヘビやタカ、カラスなどから身を守るためという説
  • たくさんエサがとれる場所の情報交換をするためという説

があるようです。

ツバメは夏の時期を日本で過ごす渡り鳥で、春になると、フィリピンやベトナム、マレーシア、インドネシアなど東南アジアから、およそ2,000km~5,000kmの距離を海を越えて、はるばる日本へとやってきます。
そして、暖かくなるのともに、徐々に北上し、各地で子育てを行います。

     

よく見かける光景ですが、ツバメは、人家や納屋など、屋根があり人のいる場所に巣づくりをする習性があり、産卵、孵化から巣立ちまで、その巣で過ごします。

その後、子育てが終わり、ひなツバメが巣立ちの時を迎えると、「親ツバメ」と「ひなツバメ」は、巣を離れて集団となって過ごし、水辺のヨシ原などを「ねぐら」とします。

そこで、たくさんの餌を食べて秋の東南アジアへの渡りに備えているのです。

     

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平城宮跡で「ツバメのねぐら入り」を観るには・・・

平城宮跡で「ツバメのねぐら入り」が観られる時期・時間帯は・・

7月ごろから、繁殖や巣立ちを終えたツバメが群れで平城宮跡のヨシ原に飛来し、8月上旬頃にピークを迎えます。

ピーク時には、約6万羽のツバメが夜の間、羽を休めるために集まります。

そして、秋に近づくと東南アジアへと旅立ち、10月上旬には、ほぼ全てのツバメが渡ってしまいます。

   

従って、時期的には・・・

  • 6月下旬から、9月上旬(約1万羽以上のツバメが飛来)
  • お勧めは、7月下旬から8月上旬(この時期には、約6万羽のツバメが飛来)

        

時間帯は・・・

  • 陽が沈む頃で、沈んだ後に、空がまだ、少し明るい時間帯
  • 8月上旬であれば、午後7時ころ

明るいうちから、少し暗くなるまで、待つことが肝要です。

あきらめて帰らないように、しましょう!

     

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平城宮跡のどこで観られるの?

平城宮跡は、かなり広いエリアなので、慣れていないと、少し場所がわかりにくいかもしれません。
なので、以下に、おすすめスポットを紹介します。

※ 正面の入口となる朱雀門からのルートは、踏切が閉鎖されてしまうため、別の入口から出入りする必要がありますので、ご注意を。

     

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「ツバメのねぐら入り」の見どころ

ツバメのねぐら入りの見どころは、数多くのツバメが夕空をスピード感のある飛び方で乱舞する壮大さだと感じます。

「ねぐら」とする地の上空に、日没頃に、数千、数万羽ものツバメが舞い、「ねぐら」へといっせいに降りていきます。
あたりが薄暗くなるまでの15分程度の間ですが、大変見ごたえがあります。

このタイミングは、経験がないと、よく分からないところでもありますので、

夕陽が沈んでからしばらく、待ってみるのが見逃さないポイントです。

      

陽が沈みかけて頃に、「これが、ねぐら入りなの?」と疑問符が付くような数匹単位の鳥(あるいはツバメ以外かも?)が、観られますが、これは、本番ではありません。

     

陽が落ちたころに、どこから集まってきたのと思えるような数のツバメたちの乱舞が始まります。
スーッと流れるように飛んだり、木の葉が舞うように飛んだり、ねぐらのヨシに飛び込むように向かう姿も見ることができます。
約15分程度で、乱舞がスーッとおさまります。その後、ツバメたちは眠りにつくようです。

     

軒下などで子育てをしているツバメは、よく見かけますが、これとは違う壮大な舞です。
平城宮跡は、このようなツバメの姿を見ることができる地でもあります。
そして、大極殿とともに観られるのも風情を感じるものです。

     

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平城宮跡について

ツバメのねぐら入りだけでなく、平城宮跡は見どころ満載です。遥か、1300年昔の人々の息吹が感じられる歴史公園です。

平城宮跡については、こちらで詳しく紹介していますので是非、ご覧ください。

     

平城宮跡は、広い大空を眺めることもできるところも魅力です。

「平城宮跡の空」は、2023年(令和5年)12月に、奈良市観光協会が、投票によって選定した「新・南都八景」にも選ばれています。

     

平城宮跡へのアクセス

アクセス

所在地:
 奈良県奈良市二条大路南3丁目付近

最寄駅:
 近鉄 大和西大寺駅、近鉄 奈良駅、
 JR 奈良駅

近鉄 大和西大寺駅 から
 ・徒歩 約20分
 または、
 ・ぐるっとバス<大宮通ルート(青)>
  「朱雀門ひろば」下車 すぐ

近鉄 奈良駅 から
 ・バス(奈良交通)学園前行き
 「朱雀門ひろば前」下車 すぐ
 または、
 ・ぐるっとバス<大宮通ルート(青)>
  「朱雀門ひろば前」下車 すぐ

JR 奈良駅(西口)から
 ・バス(奈良交通)学園前行き
  「朱雀門ひろば前」下車 すぐ
 

 

基本情報

各施設とも入館は、無料です。

入館時間、休館日は、施設により、多少違いがありますので、上記の各施設の紹介の所に記載しています。

全般的に月曜日(祝日の場合は翌日)が休館のケースが多いです。

駐車場:
有料と無料の場所がありますが、無料の場所は、「つばめのねぐら入り」の時刻は、閉鎖されている場合がありますので、有料エリアのみ紹介します。

・県営奈良めぐり平城宮跡前自動車駐車場:
 有料(130台):200円/時間(500円/日)

※ 料金は変更になっている場合がありますので、ご了承ください。

    

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近隣の宿泊施設

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近隣の見どころ

平城宮跡は、1300年昔の平城京の宮が置かれた地で中心部にあたります。
左京の外れであった地が、現在の奈良公園、右京には、薬師寺、唐招提寺があります。

     

左京では

春日大社、興福寺、東大寺は、あまりに有名ですが、こちらも是非。

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右京では

薬師寺、唐招提寺の他、西大寺、秋篠寺、大仏殿を建てるにあたり、試作?した喜光寺なども。

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