正暦寺 奈良の紅葉の名所・日本清酒発祥の地

天理
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奈良公園周辺からは、少し離れた、閑静な地です。約3,000本の紅葉が美しい「錦の里」として古くから親しまれており、紅葉の時期は、特にお勧めのスポットです。また、新緑の時期も清涼感のある風景が楽しめます。

正暦寺(しょうりゃくじ)の概要

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正暦寺は、992年(正暦3年)に一条天皇の発願により、関白九条兼家の子兼俊によって創建されたものです。山号は、「菩提山」、院号は「龍華樹院」で、かつては伽藍が並び建つ大寺でした。

  • 1180年(治承4年)平重衡の南都焼き討ちにより、その類焼で全山が全焼し廃墟と化しました。
  • 1218年(建保6年)に、興福寺一乗院大乗院住職信円僧正(関白藤原忠通の子)が、法相宗の学問所として再興しています。
  • 江戸時代以降は衰退し、ほとんどの堂塔、伽藍、塔頭(たっちゅう)は失われ、現在では、福寿院、本堂、鐘楼 を残すのみとなりましたが、自然豊かな中のたたずまいの美しさは健在です。
  • 室町時代には、現代の清酒と同様の日本酒造りが行われており、日本清酒発祥の地とも言われています。

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見どころ

現在は、本堂、鐘楼、福寿院 を残すのみですが、参道沿いに断続的に続く石垣にも見ごたえがあり、かつての堂塔、伽藍の規模がしのばれます。
菩提仙川の渓流と緑が調和する閑静なエリアを散策するだけでも、癒しの時が過ごせる魅力的な地です。

紅葉のシーズンは、臨時バスが出ますが、それ以外の時期は、近場までの公共交通機関がないため、時間を掛けて散策を楽しみながら行くか、タクシー、自動車でのアクセスとなります。
新緑の季節は、紅葉の時期とは違い、穴場的なスポットです。

毎年1月には、室町時代の書籍「御酒之日記」に製造方法が記されている清酒「菩提泉(ぼだいせん)」の製法を復元した菩提酛造りの一部工程が公開で行われる菩提酛清酒まつりが開催されます。
     

新緑や紅葉と清流につつまれる世界

約3,000本を越える楓が、春には新緑、秋には、紅葉となります。
紅葉のシーズンは、「錦の里」と呼ばれるほどの絶景が観られます。
新緑の時期は、緑と菩提仙川の渓流、鳥の声(鶯の声も聞けます)につつまれながら、素晴らしい散策ができるスポットです。

     

かつての僧坊の面影偲ぶ、苔むす石垣

正暦寺への参道の入る(寺標の石柱を過ぎてから)と、石垣が断続的に続きます。本堂へ上る階段の前を進み、山中に向かう遊歩道にも石垣があり、かつての堂塔・伽藍の規模が偲ばれます。
苔むす石垣や古木には趣を感じます。

     

福寿院客殿からの風景

福寿院客殿から観る紅葉や緑は日本美を感じるビューポイントですが、福寿院内の撮影は、禁止されています。
撮影禁止場所のため、近くでの実写を元に、合成で雰囲気だけでもご覧ください。
(実物を観る機会をお持ちいただければと思います。)

イメージ画像です

     

本堂と鐘楼

本堂に登る階段と参道、下から見た鐘楼です。階段の下には、正暦寺で亡くなられた僧侶の墓石を集めた供養塔があります
※残念ながら、改修工事中で、本堂や鐘楼のエリアは、閉鎖されていました(令和3年5月下旬現在)ため、階段を登ることはできませんでした。


日本酒発祥の地の石柱

室町時代の酒造技術書と言われる「御酒之日記(ごしゅのにっき)」に、正暦寺で造られたお酒(「菩提泉(ぼだいせん)」)の製法が記載されていることから、正暦寺を、清酒発祥の地とする説があり、境内には「日本清酒発祥之地」の石碑が建てられています。

この時代に、正暦寺では、現代にいたる醸造技術が確立され、製造されていたんですね。

毎年1月には、菩提酛清酒祭が開催れます。


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新緑、紅葉の時期の画像

秋の紅葉の時期は、人気スポットとなりますが、新緑の時期も自然豊かな癒しのスポット(やや穴場)です。

     

主な行事

人形供養

(毎年3月9日)
一年に一度、総供養として、大護摩供養が行われます。

秘仏薬師如来御開帳

  • 春季特別公開 (毎年4月18日~5月8日迄)
  • 秋季特別公開 (毎年11月初旬~12月初旬迄) 
  • 冬至祭 秘仏御開帳 (毎年12月22日)

本尊薬師如来倚像 (国指定重要文化財)が一般公開されます。

        

なぜ日本酒が正暦寺でつくられていたのだろう?

正暦寺清酒発祥の地

平安時代初期は朝廷が酒造司(みきのつかさ)などの部署で酒造りが行われていましたが、寺院が鎮守や仏へ献上する御酒として自家醸造を始め、やがて大寺院が利潤を目的として酒造りを行うようになり、その酒を僧坊酒(そうぼうしゅ)と呼んでいたようです。

正暦寺でも僧坊酒造りが行われ、かなり大規模に行われていたようです。

     

菩提酛(ぼだいもと)造り

現代の「生酛造り」の元になったといわれる「菩提酛造り」や、精白米を使う「諸白(もろはく)」、酒母を3回に分けて仕込む「段仕込み」、殺菌ための「火入れ」などの現代にいたる醸造技術が室町時代に確立されていたことになります。

この室町時代に確立されていた「菩提酛造り」を復元し、いくつかの酒造(令和4年時点では八蔵)が、正暦寺と協力し「菩提酛造り」の製法で造り、販売しています。

著者も、菩提酛のお酒を楽しんでいます。


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正暦寺へのアクセス

アクセス

紅葉の季節には、臨時バスが出ますが、その他の季節は、公共交通機関では、少し行きにくい穴場スポットです。

所在地:
 奈良市菩提山町 157

最寄駅:
 JR奈良駅、近鉄奈良駅

JR奈良駅・近鉄奈良駅から

タクシー で 約25分
※ 紅葉の時期は、JR奈良駅と近鉄奈良駅から臨時バスあり

バス:

 奈良交通 [56] 山村町行
「円照寺」下車、徒歩 約60分

紅葉の季節は、臨時バスが運行されます。
令和4年は、11月12日~11月27日の土・日・祝日のみ運行予定です。

詳しくは、こちら


   

     

近隣の見どころ

「山辺の道」を歩きながらの「弘仁寺(こうにんじ)」、奈良公園方向では、「百毫寺」「新薬師寺」など。


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