酒船石遺跡(さかふねいし) 飛鳥の謎多き石たち|画像たっぷり 奈良

奈良県中部
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奈良飛鳥の地は、「石の都」とも言われ、6世紀末から7世紀ころに多くの石造物が造られた「謎の石造物」が点在しています。
飛鳥寺から、ほどない場所にある酒船石遺跡では、酒船石と亀形石造物を見ることができます。

酒船石遺跡の概要

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酒船石遺跡には、酒船石とこれと隣合わせで発掘された亀形石造物があります。

酒船石
酒船石
亀形石造物
亀形石造物

酒船石は、昭和 2年に史跡に指定されています。
その後、平成4年に酒船石の丘陵で宮の東の山の石垣が発見され、さらに平成10年には、亀形石造物が発掘されました。

亀形石造物を含む丘陵一帯に広がる遺跡を現在は「酒船石遺跡」と呼び、『日本書紀』にみられる斉明天皇の「両槻宮(ふたつきのみや)」ではないかと推定されています。

この場所で何らかの祭祀が行われていたものと考えられています。

斉明朝では祭祀施設として使われ、天武天皇が大嘗宮(大嘗祭・新嘗祭を営む場所)としてより豪華に改修したのではないかという説も出ているようです。

     

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「酒船石遺跡」の 画像ギャラリー

ギャラリーの「画像をクリック」すると大きく見られます。
スマホでは、「スワイプ操作」で次の画像を見られます。

撮影:2021年(令和3年)1月

Photos by Catharsis  無断転載禁止 ©Catharsis 2021-2023


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酒船石遺跡の見どころ

酒船石(岡の酒船石)

酒船石
酒船石

酒船石は、亀石と同じく明日香を代表する石造物のひとつで、江戸時代から存在は知られています。
飛鳥京の史跡を見下ろす小高い丘の上の木々や竹やぶに囲まれた場所にあります。
酒造りに用いたとう説があったことから「酒船石」と呼ばれています。

長さ約5.5m、幅約2m、厚さ約1mの長方形に近い岩の上面が平らに加工され、円や、楕円が彫られており、それらを結ぶ直線の溝が彫られています。岩の左右両端が欠損しており、全体像がどのようになっていたかは不明です。
欠損の部分は、安土桃山時代、数キロメートル南にある高取城の築城の際に石垣に使われたという話もありますが、本体が残っているのでこれも何とも言えません。

酒船石は、何のために造られたものでしょうか?

実は、いまだに謎のままなのです。

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明治時代より、本格的に研究されていますが、酒船石の呼び名となった通り、酒の醸造であろうとか、あるいは、油絞り、砂金や水銀などの精選、天体観測などの説があったり、はたまた曲水の宴や祭祀、占いの施設などとみる説まで、様々に及びますが、いずれも決定的なものはありません。

古代に何かの目的のために造られたものであることには間違いないのですが、なんとも思いを馳せる謎の岩であります。

飛鳥資料館(奈良県高市郡明日香村奥山601)では、レプリカ置かれ、半分地中に埋まったこの酒船石(レプリカ)を起点に、他の石造物と組み合わされて水が流れる様子が再現されています。

地中に埋まった酒船石は、少し雰囲気が違って見えるのも面白いです。

クリックで拡大

もう一つの酒船石

実は、あまり知られていないかもしれませんが、酒船石には、

この酒船石のほかにも、ここから、少し西側にある「飛鳥京跡苑池」

に置かれていたという「出水酒船石(でみずのさかふないし)」

があるんです。

区別するために、この酒船石遺跡の酒船石は、「岡の酒船石」と

呼ばれることもあります。

    

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亀形石造物

亀形石造物
亀形石造物

1999年発見され、2000年、酒船石の丘の下で発掘されました。
斉明天皇(在位655~661)の時代に造られたとされる、長さ2.4メートル、幅約2メートルの亀の姿をした石造物です。
円形の甲羅部が水槽(深さ約20センチ)となっています。この亀の頭部の前に、水を供給する貯水槽の石とレンガ状に加工した石(砂岩)を積み上げた湧水施設が造られており、頭の部分に水が流れ、甲羅にたまり、尾の溝から流れるようになっています。

これもまた、何に使われたものかは、謎のままですが、出土した土器などから7世紀中頃~10世紀の間にかけて利用されていたことが確認されています。

斉明天皇が信仰してたといわれる道教の世界を表す両槻宮(ふたつきのみや)の一部ではないかとか、政治を占う施設ではないかとか、身を浄める場所ではないかなど、さまざまな説があるようです。
両槻宮(ふたつきのみや)=仙人たちが住む上天の宮)

また、背後に位置する多武峰(とうのみね)(=奈良県桜井市南部にある山)には仙人が住んでいるとされ、特別なところだったのだろうと推測されています。
『日本書紀』には、「多武峰の山頂付近に石塁や高殿を築いて両槻宮(ふたつきのみや)とした」との記述もあり、多武峰の回りを囲むように垣が造られていたようで、その垣とも思われる石垣が亀形石造物の周辺から出土しているというのも興味深い内容です。


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酒船石遺跡へのアクセス

アクセス

所在地:高市郡明日香村岡

最寄駅:
 近鉄「橿原神宮前」駅
 近鉄「飛鳥」駅 

近鉄 橿原神宮駅(東口)から

バス(奈良交通):
 明日香周遊バス 
「万葉文化館西口」下車すぐ。

レンタサイクル:
 自転車で飛鳥を巡るのもお勧めです。

近鉄 飛鳥駅から

バス(奈良交通):
 明日香周遊バス 
「万葉文化館西口」下車すぐ。

レンタサイクル:
 自転車で飛鳥を巡るのもお勧めです。

基本情報

入場時間: 8:30~17:00

 ※冬季期間中(12月1日~2月末)は
  9:00~16:00

入場料: 300円(亀形石造物を観る場合)

 ※ 石舞台古墳・高松塚壁画館・亀形石造物
   の3施設の共通入場券は、700円。

駐車場:
 隣接する万葉文化館の駐車場を利用(無料) 
 し、万葉文化館と合わせて、見学するのが
 おすすめです。

情報が変更になっている場合がありますので、詳細は、下記をご確認ください

一般財団法人明日香村地域振興公社

     

一般社団法人 飛鳥観光協会

     

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