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賀名生(あのう)梅林 ~ 約2万本の梅が山を埋める絶景 ~|画像たっぷり奈良

五條周辺

賀名生梅林は、「奈良三大梅林」の一つで観梅の名所です。
2月下旬から3月下旬に、山の麓から中腹までを埋め尽くすように2万本の梅が咲き誇る姿は圧巻で、ダイナミックで爽快な梅の絶景が観られます。
ここでは、その様子を画像たっぷりに紹介しています。

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「賀名生梅林」の概要

五條市西吉野町にある約30haの梅林で、約2万本の梅が開花します。

  見ごろは・・・2月下旬から3月下旬(年によって前後があります)

※ 2024年(令和6年)は、少し早めで、2月下旬頃から見ごろを迎えています。

     

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  • 約700年前、南北朝時代(足利時代)に都を追われた公家たちによって賀名生の梅の歌を詠まれていることから、梅の歴史は古いと考えられています。
  • 1877年(明治10年)頃から、果実の収穫を目的として梅が栽培され始め、1923年(大正12年)の東宮殿下の御成婚時に、5千本の苗が植えられ、その後も増殖され続け、「賀名生の梅林」として知られるようになっています。
  • 現在も、果実収穫のための梅の木々の開花が楽しめるもので、山を覆うように一面梅の花で敷きつめられたような壮大な絶景を観ることができます。

「賀名生梅林」は、「奈良三大梅林」の一つです。

「奈良三大梅林」は、
 ・月ヶ瀬梅林(梅渓)
 ・賀名生梅林

 ・広橋梅林
です。

このページの下段でも改めて紹介しています。


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「賀名生梅林」の画像ギャラリー

 画像を「クリック」すると大きく見られます。
 スマホでは、タップで拡大後、「スワイプ操作」で次の写真が見られます。

Photos by Catharsis  無断転載禁止 ©Catharsis 2021-2024


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「賀名生梅林」の見どころ

  • まず、これほどまでに、梅の花が咲き乱れる風景は、感動的です。高低差のある周回するコースをぐるりと歩くことで下から見上げる絶景、上から見下ろす絶景を満喫することができます。
  • ただ、今回が初の賀名生観梅であったため、少しコース取りを誤ってしまい、見どころスポットのすべてを回りきることができませんでした。(それも、十分すぎるほどに堪能できました。)
  • この失敗を踏まえ、紹介していますのでご参考になれば幸いです。

     

遊歩コース

狭い道ですが、ぐるりと巡れる周回コース(舗装路)があります。
このコースは、農家の方が梅林の管理や収穫のために利用されているようですが、観梅の方の車も通るとこができます。

道が狭いので車の通過の際は、横に退避する必要があります・・・

車での観梅は、極力避けて欲しいと感じてしまいますが、やむを得ない

事情もあると思うので仕方がありません。

     

遊歩マップ

見どころのスポットがいくつかあり、「口の千本」「見返り千本」「東雲千本」・・・などそれぞれに立札が設置されており、その周辺に見どころスポットがあります。
遊歩道を巡りながら、梅林を観る方角によってスポット名がつけられているような印象です。

    

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それぞれのスポットからの観梅

口の千本

遊歩コースの入口にあたる場所で、賀名生梅林の代表的な光景が見られる場所です。
有料の駐車場からは、国道(168号)沿いを歩き、登る道と平坦な道の二股のような道がありますが、右側の平坦な方の道を行くと、「口の千本」の標識があります。
無料の駐車場からは、国道(168号)に戻る方向に進みます。登り方向に進むと、観梅できないルートがしばらく続くので、お勧めできません。

     

一目百万本

「口の千本」から、梅林を登り、周回コースに出ます。周回コースを登りながらも、しばらく「口の千本」の観梅ができます。
しばらく登ると、まっすぐ進む道と、折り返すように登る道がありますので、ここは、折り返すように登ります。

そのまま進む道だと、少しの間、視界が閉ざされてしまい「一目万本」にも到達できません。
したがって、ここは、折り返すような登り道を進み、そのまま、一度下るように、進み「一目万本」への向かいます。

今回は、周回道路を直進したため、「一目万本」は、見逃してしまいました。

     

見返り千本

「一目万本」からは、まっすぐ登り、周回道路まで行き、周回道路で「見返り千本」に向かいます。

     

東雲千本

「見返り千本」から、さらに周回道路を進むと、「東雲千本」があります。
この辺りは、少し、梅の量は少なめかもしれません。
途中、折り返すような道がありますので、そこを登ってみましたが、そのまま進んで周回道路に戻れるかが不安であったため、今回は、引き返えしました。

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奥の千本

周回道路に戻り、「奥の千本」に向かいます。「奥の千本」までは、少し視界が閉ざされた道になります。

     

西の千本

「奥の千本」を越え、少し歩く下り道になります。視界も開けて、方向に梅林が望め、「西の千本」に至ります。
遠方に山々も眺望でき、気持ちの良い風景のエリアです。

     

振返り千本

「西の千本」から、周回道路を進むと、分岐点があり、「振返り千本」に向かうには真っすぐ下る方向に進みます。
向かって左方向に進むと五條方向(宮川方向)に向かいます。
今回は、五條方向(宮川方向)に向かったため、「振返り千本」の観梅はできませんでした。
こちらは、観梅できない道になりますので、ご注意ください。

     

宮川沿いルート

今回遊歩した「宮川沿いのコース」ですが、梅を観ることができない山間の風景が続き、無料の駐車場に至ります。

無料の駐車場からは、「口の千本」の光景を観ることができます。


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「賀名生梅林」へのアクセス

アクセス

所在地:
 奈良県五條市西吉野町北曽木

最寄駅:
 ・JR 五条駅(和歌山線)
 ・近鉄 大和八木駅(京都線、大阪線)
 ・近鉄 高田市駅(南大阪線)

JR 五条駅 から

バス(奈良交通):
 新宮行、十津川温泉行、または、城戸行
 「賀名生和田北口」(約20分)下車
  すぐ

近鉄 大和八木駅・高田市駅 から

バス(奈良交通):
 新宮行
 「賀名生和田北口」(約 1時間強)下車
  すぐ

基本情報

入場料:
 自由散策(無料)

駐車場:
 ・多目的広場(無料)
 ・臨時駐車場(300円)・・遊歩地図の提供あり

観梅の時期は、県道沿いに(交番の横)有料の駐車場が設けられるようです。
無料がいっぱいになることが多いと思いますので、アクセスしやすい有料の利用もおすすめです。

     

近隣の見どころ

県道を挟んだところに、「賀名生の里 歴史民俗資料館」「賀名生皇居」「北畠親房公墳墓」がありますので、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

     

賀名生の里 歴史民俗資料館

  • 南朝ゆかりの史跡をはじめとする西吉野地域の文化財情報や史跡散策、季節の情報などが提供されています。

     

賀名生皇居

  • 郷士「堀孫太郎信増」は、1336年(延元元年)に、足利尊氏によって京の都を追われ、吉野へと向かう途中に西吉野に立ち寄られた後醍醐天皇を手厚くもてなしたことに始まり、後村上天皇に時代、1348年(正平3年・貞和4年)に、南朝の本拠地の吉野山が焼き討ちにあうと、賀名生に行宮(あんぐう)を定めます。
  • 堀孫太郎信増の邸宅はその後、「後村上天皇」「長慶天皇」「後亀山天皇」の皇居として南朝の歴史が刻まれました。
  • 藁葺屋根の屋敷の前に建つ冠木門には、倒幕の志士天誅組吉村寅太郎の筆による「賀名生皇居」の扁額が掲げられています。

     

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賀名生(あのう)の由来について

独特な読み方をる「賀名生(あのう)」ですが、由来は、14世紀の南北朝時代に遡ります。

  • 当時、この地はもともと「穴生」「穴太」「阿那宇」などと表記され、「あなう」と呼ばれていたようです。
  • 1351年(正平6年)に足利氏が南朝に帰順し、多くの公卿や殿上人が穴生に参候して北朝が否定された「正平の一統」の時、後村上天皇は『願いがかなってめでたい』との思いから、この地を「加名生(かなう)」と名付けたと伝わっています。
  • 後に、この地の人々は「加名生」はおそれ多いので「賀名生」に改めたといわれ、明治のはじめに読み方を「あのう」に統一されました。
  • (昭和34年の合併によりこの呼び名が消えたため、「賀名生の里」として残されることになったようです。)

     

奈良三大梅林


奈良県内で梅が群生する絶景を観ることができるのが「賀名生梅林」「月ヶ瀬梅林」「広橋梅林」で、「奈良三大梅林」と呼ばれます。
是非合わせてご覧ください。


また、いにしえの時代は、花見といえば、梅が主体であったといわれています。奈良三大梅林以外でも奈良の歴史や景観と合わせて観られる梅は、奈良ならではの風情が楽しめると思います。
そんな、スポットも順次紹介していきたいと思います。


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